部屋干しが乾かない。除湿機は使う季節で選ぶ
本記事には楽天アフィリエイトのリンクが含まれます(PR)。洗濯機を回して、リビングの端に干して、寝る前に触るとまだ湿っている。朝になっても襟のあたりだけ冷たくて、結局もう一度洗い直す。ベランダはあるのに道路側で排気がすごいから外には出せない——そうなると、部屋の中で乾かす方法を考えるしかありません。
衣類乾燥除湿機は「除湿力が高いほど良い」と思われがちですが、実際に差が出てくるのは方式の違いです。ざっくり言うと、コンプレッサー式は気温が高い時期に力を発揮してヒーターを使わない、デシカント式はヒーターで温めながら除湿する。つまり、梅雨と夏に使いたいのか、これからの秋冬に使いたいのかで選ぶ台が変わります。この記事では、その分かれ道を先に決めてから、置き場所・電気代・手入れの現実に合う5台を見ていきます。
選ぶときに見るポイント
- 何月に一番使うか:梅雨〜夏の湿気が主ならコンプレッサー式。ヒーターを使わないぶん、暑い時期に室温を上げにくい。秋冬の「乾かない」が主ならヒーターで温めるデシカント式が候補になります
- 除湿能力と畳数の目安:3人分の洗濯物を一度に乾かしたいなら、6L/日前後から上を見ておくと安心。部屋の広さより「洗濯物の量」で考えるほうが外しません
- 消費電力(W)とタイマー:デシカント式は消費電力が大きめの機種が多いので、切タイマーで2〜6時間に区切れるかを確認。つけっぱなしにしない前提で選ぶと電気代の不安が減ります
- サイズ・重量・手入れ:タンクの水を捨てる高さ、キャスターやハンドルの有無、フィルターが単品で買えるか。ここが続くかどうかを決めます
まず1台、値段でためらっているなら除湿力に対する価格で見る
「あったほうがいいのは分かるけど、家電をもう1台増やすのがこわい」でずっと止まっている場合、最初の1台は価格と除湿力のバランスで決めてしまうのも手です。こちらはコンプレッサー式で、10L/日(24畳の目安)と12L/日(30畳の目安)から選べて、執筆時点で約12,999円。レビューは603件で4.3前後と、数が集まったうえでの評価になっています。
見ておきたいのはキャスター付きという点。10Lクラスは本体がそれなりの重さになるので、押して動かせるかどうかで「リビングで使って、次は脱衣所へ」が現実的になります。洗面所や窓際に移して使いたい人ほど、持ち上げる前提の機種より負担が少ないはずです。
もうひとつ、交換用フィルターとドレンホースが単品で販売されているのは、長く使う前提で見たときに地味に効いてきます。手入れの方法や、よくある質問のページが用意されているのも、買ったあとで調べ直すタイプには向いています。
置き場所がない問題なら、サーキュレーターを別に置かない選択
部屋干しを早く乾かすには風がいる、と分かっていても、除湿機とサーキュレーターを両方床に置くとリビングの端が完全に埋まります。収納が少ない家では、台数が増えることそのものが負担になりがちです。
こちらはサーキュレーターと除湿機が一体になったデシカント式で、執筆時点で約19,800円。デシカント式はヒーターで温めながら除湿する仕組みなので、気温が下がる時期の部屋干しを主戦場に考えている人向きです。物干しセットは1〜2人暮らし向けと3〜4人暮らし向けから選べるようになっているので、干す場所ごと決めてしまいたい場合に検討しやすい構成になっています。
色はグレー、天面ブラック、天面グレーの展開。リビングの端に置きっぱなしにするなら、正面より上から見たときの印象のほうが目に入ります。天面の色が選べるのは、生活感を出したくない部屋では小さくない違いです。
幅22cmという細さ。置いたまま暮らせるかで選ぶならこれ
除湿機をやめてしまう理由の多くは、効かないからではなく「邪魔だから片づけた」だったりします。その意味で、本体サイズ幅22×奥行33×高さ51.5cm、重量7.7kgという数字は先に見ておく価値があります。デスクの横や洗面所のすき間に置いたときの圧迫感が、ひとまわり変わります。
コンプレッサー式で、除湿能力は1日5.6/6.3L、消費電力は160/180W。木造8畳・鉄筋16畳までが目安なので、リビングの一角に干す3人分なら現実的な範囲です。コンプレッサー式はヒーターを使わない方式なので、夏場に室温が上がりにくいのも部屋干しと相性がいいところ。タンク容量は3.5Lで、価格は執筆時点で約22,800円です。
レビューは2,181件で4.5前後。星3のレビューを先に読む人なら、この件数は判断材料としてありがたいはずです。原産国は日本と記載があり、長く使うつもりで選ぶ人が引っかかりやすいポイントも押さえられています。
冬の部屋干しが本番なら、風を振れる大きめの1台を
12月〜2月の「夜に干して朝もまだ湿っている」を本気でなくしたいなら、能力に余裕のあるデシカント式が候補になります。こちらは定格除湿能力8.0L/日、除湿の目安は木造10畳・鉄筋20畳まで。首ふりモードが90°・70°・50°で選べるので、ハンガーを並べた列の端まで風を届けたいときに扱いやすい作りです。
一方で、正直に見ておきたいのが消費電力720Wという数字。ヒーターを使う方式なので、つけっぱなしにする使い方とは相性がよくありません。切タイマー付きなので、洗濯物を干した直後の数時間だけ回して、あとは自然乾燥に任せる。そういう使い方を前提にすると、電気代の不安はだいぶ扱いやすくなります。
サイズは幅33.4×奥行28.5×高さ73.9cm、重量約11.5kg。高さがあるぶん存在感はありますが、タンク3.5Lの水を捨てるときにかがみ込まなくていいのは日々の負担が違います。使用温度は0〜40℃、価格は執筆時点で約29,800円。冬メインで使う人の1台です。
乾かないより「におい」が一番の悩みなら、消臭まで含めて考える
乾いてはいるのに、着た瞬間にあのにおいが立ち上がる。洗剤を変えても酸素系漂白剤を足しても抜けきらない、というところで止まっている場合は、乾燥スピードだけでなく消臭まで見ている機種を検討する価値があります。
こちらはコンプレッサー方式にプラズマクラスター7000を搭載したモデルで、部屋干し臭の消臭をうたっています。コンプレッサー方式は室内の湿った空気を冷却器で冷やし、結露させて除湿する仕組み。ヒーターを使わないので、湿度の高い季節にスピーディーに衣類を乾かす方向に強いタイプです。梅雨と夏の湿気が一番つらい家庭に向いています。
価格は執筆時点で約39,980円と、今回の中では高いほう。ただしレビューは115件で4.55前後と評価が安定していて、「安い機種を試して結局買い直す」を避けたい人にとっては選択肢になります。においを理由に洗い直す回数が減るなら、時間のほうで返ってくる買い物です。
まとめ
梅雨と夏の湿気をどうにかしたいならコンプレッサー式。細さで置き場所を解決したいならコロナのCD-P63A3、価格を抑えて除湿力を確保したいならタンスのゲンの10L/12Lタイプ、においまで含めて考えたいならシャープのCV-R180。逆に、これからの秋冬の「乾かない」が本題なら、ヒーターで温めるデシカント式が向きます。サーキュレーターを別に置きたくないならアイリスオーヤマの一体型、冬の3人分をしっかり乾かしたいなら8L/日のモデルに余裕があります。
決め手が出ないときは、直近1年で一番困った月を思い出すと早いです。6月と7月が浮かぶならコンプレッサー式、1月と2月ならデシカント式。楽天はポイントアップの日にまとめて注文する人が多いので、かごに入れて寝かせているなら、その前に方式だけ決めておくと迷う時間が短くなります。